のらずにいられないっ! [コミック]
映画「カリオストロの城」のフィアットやシトロエンなど、ちょっと古い車には、何とも言えない魅力があります。
(グレート・ブルーのフィアットは錆過ぎでしたけれど・・・)
この方面では、西風さんの作品が有名で、私も大好きです。
ただ、西風さんの作品は、あくまで古いイイ車のある風景と言うか、それを絡めたストーリーがメインです。
それに対して、こちらはあくまで車がメインになっています。
オリジナルは世界文化社から出版されていましたが、双葉社から最近、復刻されました。
寺田克也さんのデビュー作でもあり、柔らかい線で描かれた、何とも言えない味のある車の絵が存分に楽しめる、珠玉の逸品です。
(グレート・ブルーのフィアットは錆過ぎでしたけれど・・・)
この方面では、西風さんの作品が有名で、私も大好きです。
ただ、西風さんの作品は、あくまで古いイイ車のある風景と言うか、それを絡めたストーリーがメインです。
それに対して、こちらはあくまで車がメインになっています。
オリジナルは世界文化社から出版されていましたが、双葉社から最近、復刻されました。
寺田克也さんのデビュー作でもあり、柔らかい線で描かれた、何とも言えない味のある車の絵が存分に楽しめる、珠玉の逸品です。
タグ:寺田克也
日本人の知らない日本語 [コミック]
きっかけは、Podcastのトーク。
そこで断片的に語られる内容がとても面白く、たまには、こういうマジメな本も読んでみようかな。
くらいの気持ちでした。
それで書店に行ってみたものの、想像していたものとは全く違う本でした。
題名から、てっきり、最近ハヤリの新書とばかり思っていたのですが、いわゆるコミックの部類に入るモノで、非常に意外に感じました。
雰囲気的には、OL物の4コマ漫画に近いでしょうか。
しかし、「ある!ある!」と共感する類のモノではなく、どちらかと言えば、珍しい職業の人の日常を垣間見る感じ。
自分の周りにあまり居ない職業の人のblogを読む感覚に似ているといえば通じるでしょうか。
題名から受ける、雑学やうんちくを得るための本という印象とは異なり、その絵柄も手伝ってか、肩の力を抜いてサラサラと最後まで一気に読めてしまいます。
実話の面白さと、文化というモノを、楽しく再認識させてくれるコミックです。
そこで断片的に語られる内容がとても面白く、たまには、こういうマジメな本も読んでみようかな。
くらいの気持ちでした。
それで書店に行ってみたものの、想像していたものとは全く違う本でした。
題名から、てっきり、最近ハヤリの新書とばかり思っていたのですが、いわゆるコミックの部類に入るモノで、非常に意外に感じました。
雰囲気的には、OL物の4コマ漫画に近いでしょうか。
しかし、「ある!ある!」と共感する類のモノではなく、どちらかと言えば、珍しい職業の人の日常を垣間見る感じ。
自分の周りにあまり居ない職業の人のblogを読む感覚に似ているといえば通じるでしょうか。
題名から受ける、雑学やうんちくを得るための本という印象とは異なり、その絵柄も手伝ってか、肩の力を抜いてサラサラと最後まで一気に読めてしまいます。
実話の面白さと、文化というモノを、楽しく再認識させてくれるコミックです。
タグ:海野凪子
座敷女 [コミック]
今まで読んだ漫画の中で、絵の不気味さや、気持ち悪さではなく、一番 "恐い” と感じた作品です。
作者の望月峯太郎氏は、「バタアシ金魚」や「ドラゴンヘッド」などのヒット作を持つ、いわゆるホラー漫画家ではありません。
内容的には、呪いや心霊ではなく、都市伝説的なホラーでしょうか。
口裂け女とか、その手の話が苦手な人は、絶対に読まない方がよい作品です。
作者の望月峯太郎氏は、「バタアシ金魚」や「ドラゴンヘッド」などのヒット作を持つ、いわゆるホラー漫画家ではありません。
内容的には、呪いや心霊ではなく、都市伝説的なホラーでしょうか。
口裂け女とか、その手の話が苦手な人は、絶対に読まない方がよい作品です。
タグ:恐怖
大トロ倶楽部 [コミック]
ファミコン黄金時代に、ファミコン通信で連載されていた、ゲームについての漫画です。
全2巻で、作者は、麻雀漫画で有名な片山まさゆき氏。
とにかく、やった人なら誰でも「あるある!」というネタが満載で、ストレートに笑えます。
ファミコンのドラゴンクエストIIをプレイした人なら分かると思うのですが、サマルトリアの王子に対して、「ここに居たのかよ!」とか「唯一ザオリクが使えるのに、なぜ真っ先に死んじゃうの!」とか、思うくらいのあるあるです。
ファミコンプレイヤー限定ですが、お薦めです。
全2巻で、作者は、麻雀漫画で有名な片山まさゆき氏。
とにかく、やった人なら誰でも「あるある!」というネタが満載で、ストレートに笑えます。
ファミコンのドラゴンクエストIIをプレイした人なら分かると思うのですが、サマルトリアの王子に対して、「ここに居たのかよ!」とか「唯一ザオリクが使えるのに、なぜ真っ先に死んじゃうの!」とか、思うくらいのあるあるです。
ファミコンプレイヤー限定ですが、お薦めです。
タグ:パロディ
気分はもう戦争 [コミック]
この作品の後、サブカルチャーの世界では、「気分はもう〜」という表現がよく見られるようになったくらい有名な作品。
連載当時は、現実世界でもソ連のアフガン侵攻があり、少しだけ作品の生々しさを感じていました。
原作付の珍しい大友作品ではありますが、その分余裕があったのでしょうか?一枚一枚緻密に描かれた画を楽しめます。
表紙も知る人ぞ知る、高荷義之氏という通好みの作りです。
ノーテンキな主人公達を楽しむもヨシ、戦争というものの政治的な部分を楽しむもよし、ハインドをはじめ緻密に描かれた兵器を楽しむのよし。
いつ読んでも発見があり、色褪せることのない名作です。
連載当時は、現実世界でもソ連のアフガン侵攻があり、少しだけ作品の生々しさを感じていました。
原作付の珍しい大友作品ではありますが、その分余裕があったのでしょうか?一枚一枚緻密に描かれた画を楽しめます。
表紙も知る人ぞ知る、高荷義之氏という通好みの作りです。
ノーテンキな主人公達を楽しむもヨシ、戦争というものの政治的な部分を楽しむもよし、ハインドをはじめ緻密に描かれた兵器を楽しむのよし。
いつ読んでも発見があり、色褪せることのない名作です。
タグ:大友克洋
レベルE [コミック]
少年ジャンプらしからぬ作品。
全三巻で、作者は冨樫義博氏です。
残念ながら最近は、大友克洋、江口寿史、萩原一至パターンにハマッてしまっているように見える氏ですが、総合的な画、ストーリーともに、現時点での最高傑作だと思います。
少年ジャンプ的ではない、ユーモアの効いた、大人のための数少ないSF漫画です。
全三巻で、作者は冨樫義博氏です。
残念ながら最近は、大友克洋、江口寿史、萩原一至パターンにハマッてしまっているように見える氏ですが、総合的な画、ストーリーともに、現時点での最高傑作だと思います。
少年ジャンプ的ではない、ユーモアの効いた、大人のための数少ないSF漫画です。
タグ:冨樫義博
風の谷のナウシカ [コミック]
宇宙戦艦ヤマトから始まり、ガンダムで一般的なジャンルに定着するかに思えたアニメ・ブーム。
当時は、大手出版社を含め、多数のアニメ雑誌が出版されていました。
そして、いわゆる裏方であったアニメーターが注目され、原画家の人たちが描いたコミックも多数、発表されました。
しかし、ファンにとっては喜ばしかったものの、逆に本職の漫画家のレベルの高さを思い知らされる結果になったのも事実です。
残念ながら、人気漫画家たちの作品のような、グイグイ引き込まれていくような力を持ったモノは、皆無と言っても過言ではありませんでした。
そんな中、月刊アニメージュの巻末でひっそりと連載されていたこの作品だけは、別格でした。
万人向けの内容ではないものの、普通に漫画として面白く、次が待ち遠しかったことを憶えています。
連載がとっくに終了しているにも係わらず、数々の名作コミックと並び、当時の形のままで出版され続けている稀有な作品であり、そして、やはり名作だと思います。
当時は、大手出版社を含め、多数のアニメ雑誌が出版されていました。
そして、いわゆる裏方であったアニメーターが注目され、原画家の人たちが描いたコミックも多数、発表されました。
しかし、ファンにとっては喜ばしかったものの、逆に本職の漫画家のレベルの高さを思い知らされる結果になったのも事実です。
残念ながら、人気漫画家たちの作品のような、グイグイ引き込まれていくような力を持ったモノは、皆無と言っても過言ではありませんでした。
そんな中、月刊アニメージュの巻末でひっそりと連載されていたこの作品だけは、別格でした。
万人向けの内容ではないものの、普通に漫画として面白く、次が待ち遠しかったことを憶えています。
連載がとっくに終了しているにも係わらず、数々の名作コミックと並び、当時の形のままで出版され続けている稀有な作品であり、そして、やはり名作だと思います。
ワイド版 風の谷のナウシカ7巻セット「トルメキア戦役バージョン」
- 作者: 宮崎 駿
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2003/10/31
- メディア: 大型本
タグ:宮崎駿
魔界転生 [コミック]
次々とよみがえる魔人のごとき剣豪たちを、ただ一人、柳生十兵衛という男が迎え撃つ。
原作は山田風太郎氏の小説で、何度か映像化もされています。
原作も十分おもしろいのですが、小説、映画と比べても、コミック版がダントツでお勧めです。
何と言えばいいか、よみがえる剣豪たちと柳生十兵衛のパワーやエネルギーというものを一番表現できている気がします。
永井豪氏の作品もスゴイですが、石川賢氏も決して負けていないと、本作を読んで感じました。
原作は山田風太郎氏の小説で、何度か映像化もされています。
原作も十分おもしろいのですが、小説、映画と比べても、コミック版がダントツでお勧めです。
何と言えばいいか、よみがえる剣豪たちと柳生十兵衛のパワーやエネルギーというものを一番表現できている気がします。
永井豪氏の作品もスゴイですが、石川賢氏も決して負けていないと、本作を読んで感じました。
タグ:石川賢
攻殻機動隊 [コミック]
数少ないSF漫画の一つ。
まるでSF小説を原作として漫画化されたかのように、濃密なSF感に満ちた作品である。
ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」が確立したサイバーパンク。
サイバーパンクの傑作と言えば、映画では「ブレードランナー」、ゲームでは「ファントムクラッシュ」、そしてコミックでは本作「攻殻機動隊」だと、思っています。
何度も読み返すうちに、新たな意味や表現を発見し、この作品の奥深さを知らされます。
そして、何より、その空気感が大好きです。
まるでSF小説を原作として漫画化されたかのように、濃密なSF感に満ちた作品である。
ウィリアム・ギブスンの「ニューロマンサー」が確立したサイバーパンク。
サイバーパンクの傑作と言えば、映画では「ブレードランナー」、ゲームでは「ファントムクラッシュ」、そしてコミックでは本作「攻殻機動隊」だと、思っています。
何度も読み返すうちに、新たな意味や表現を発見し、この作品の奥深さを知らされます。
そして、何より、その空気感が大好きです。
タグ:サイバーパンク